~六浪~ "The destiny of ROKUROU"

必勝!合格!早稲田大学!

ノブ企画 再始動 ~虚無に向かって~

 

先日、大きな落胆が笑い飯を支配しました。

 

原因はノブ君に解いてもらった、今年度のセンター試験です。

得点は65.6% (前年比-4.6%)。 

はっきり言って、相当厳しい結果です。

 

さまざまな疑問が腹の底から突き上げました。

彼の言葉は嘘だったのか。

彼の前年度の頑張りは何だったのか。

そもそも本当に早稲田に行きたいのか。

ノブ君への不信感が蔓延し、企画をどう転がしていいのか、わからなくなったのです。

 

しかし、それでも私達は、がっかりするには早過ぎると感じました。

もしかしたら、他の試験では、もう少し良い成績をとれているかもしれないと思い至り、

ノブがここ数週間解いた他大の過去問の成績等を調べてみました。

 

結果、早稲田は難しくとも、通称“MARCH”と呼ばれる大学群なら引っかかるかも知れないな、

というぐらいには、実力を保っていることがわかりました。

 

これは大変センシティブな問題です。

ノブが持つ早稲田への執着がどのくらいなのか、判らないからです。

すると場合によっては、MARCHレベルの大学への進学を目指し、

労力を集中させたほうが、彼にとっては良いことかもしれないのです。

 

どちらにしろ、今までノブという人間の抱える弱みや悩みについて、笑い飯は正面から向き合って来ませんでした。

この企画がどうなるにしても、ノブの意志や人間性を深く把握しておかない事に始まらない。

そう思い至った一同は、ノブと話し合いの席を設けました。

                                                                        

せめて六浪のノブが気負わなくて住むようにと、対談相手として、24歳の六年生を用意しました。

ノブの勉学の障りにならないようにと、15分というわずかな時間の中で行われた対談でしたが、

彼の人間性の本質について、いろいろなことが判明しました。

理解できることも、理解し難いことも…

 

インタビューの要約と結論について、続きに記載してございます。ぜひ御覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

ノブ緊急対談 ~ノブとは何か~

 

 

ここに、ノブの許可を経て、対談の要約を掲載させて頂きます。

短い時間でしたが、真摯に純粋な気持を交換することができました。、

今回、私達は主に、

 

・ノブは浪人生なのか、ニートなのか。

・本当に早稲田に行きたいのか。

・この企画がノブに与えた影響

 

の三点に関して重点的に聞き取りを行いました。

お読みいただいた皆様に、六浪のアイデンティに関し、

奥行きのある視点を獲得していただければ、幸いです。

 

 

~浪人なのか。ニートなのか。ノブの軌跡~

 

 

――いきなり、厳しいことから質問させてもらうね。現在笑い飯メンバーの多くが、君のことを六浪ではなく、ただのニートだと思っているようなんだ。そもそもこの六年間、どのくらい勉強してきたのか、聞かせてくれないかな。

 

そうだね、現役と一浪の時はそこそこ頑張ったつもりではあったんだよね。その時受けたのは早稲田ではなくもっと簡単な大学なんだけどね。結果的としては、現役の時は補欠で合格したんだけど、一浪の時は落ちた。そのことで気持が萎えてしまって、一時は大学進学自体、やめようかと思ったね。一浪してあのレベルの大学に受からなかったことが、とてもショックだった。

 

――その状態から、どうして早稲田に行こうと思ったの?

 

一浪目の受験が失敗した時、小学校時代からの友人から「俺でも早稲田に受かったんだから、お前も早稲田にこいよ。」って誘われたんだよね。勉強のやり方も教えてくれるっていう話だったから、なんとなくそのまま、早稲田を目指すことにしたんだよね。

 

――よく決心したね。

 

半分、捨て鉢になってたかな。

 

――万が一でも、受かると思ってたの?

 

正直、自分が受かるというイメージは一切なかったね。漫然とただ勉強を続けていたという感じかな。真剣にやっていたかというと、そうではなくて、半分フリーターだといわれても、間違いとは言えない状態だったね。

 

――せめて、志望校のレベルを落とそうとは考えなかったの?

 

それが自分、見栄っ張りなところがあるんだよね。それで僕の地元って、横のつながりがとっても強いからさ。小学校の同期のみんなが、ノブ頑張れって応援してくれる。そういう声を聞いてしまうと、もう今更後に引けなかったんだよ。

 

――でもやっぱり、勉強はしていなかったと。たとえば、模試は受けなかったの?

 

そうだね、一留二留の時は、まだヤバいと思う気持ちがあって、なんとなく模試は受けてたかな。でも三留目を迎えた時、いよいよ「三留なんて予備校にも居ないぞ!?」なんて思って、逆に吹っ切れてしまったのかな。「俺勉強向いてないわ」と開き直ったことで、逆に焦りみたいなものが消えていったような気がするな。

 

――なるほどね。僕も二留目が決まってしばらく経って、逆に焦りを感じなくなっている自分に気が付きましたからね。

 

まーね、そんなこんなで三浪、四浪と歳月を重ねていったわけだよ。

 

――つまり、見栄で受験をやめられないキモチと、それでも本気になれない心の矛盾から逃れられずに、五浪目を迎えてしまったということなのかな?

 

確かにその通り。まさに、その矛盾の中で右往左往してきた五年間だったかな。 本気で勉強はしてなかったけど、浪人してきた自分の人生を裏切りたくないという気持は、日に日に大きく膨れ上がっていったような気がする。自分の人生なのに、はっきりと語れなくて……申し訳ないです。

 

――僕が言うのもなんだけど、それは人生のドツボにはまっていますよ。

 

そうかもしれないね。でもとにかく、受験を続けるしか無かったんだよ。

 

 

~小平に軟禁されることで、本当に大切なことを学んだ。~

 

 

――笑い飯のメンバーと知り合ったのは、ちょうどそんな苦しい状況下でなんだね。

笑い飯は君の事をネタにしつつも早稲田に受からせたかったから、その一点において利害が一致していたんだね。そこから、昨年度の小平軟禁、強制勉強企画が始まったわけだけど、正直に言って効果はあったの?

 

効果……は、あったね。ブログによって僕の私生活が暴露されることで、良い意味でプレッシャーをもらったし、何より、強制的に模試等を受けさせられて、努力の成果を実際に数字で見せられることで、すっかり忘れていた勉強の達成感を思い出すことが出来たね。

 

――今更、という感じは否めないけどね。

 

でも、小平に監禁されていた半年間は、その達成感のお陰で今までにないくらい集中できた。はっきり言ってそれまでの(現役時代を含めた)5年半と、小平の半年間だったら、後者のほうが勉強量としては多いんじゃないかってぐらいだよ。そのぐらい、濃い時間を過ごすことができた。

 

――人生初めて必死に勉強したと言ってもいい程に、劇的な変化と成長はあったんだね?

 

まさにそれ。本当に必死になるとはどういうことか、知ることができたね。数値的に見ても実際点数は上がっていったし、暗闇の浪人生活に光が刺してきたような気分だった。それに加えて、現役時代と一浪目に努力が報われなかったのは、単に努力不足の問題だという気付きを得たのは収穫かなぁ。そうした好循環が最終的には、受験直前期に解いた早大過去問の高得点につながったと思う。合格最低点に迫る得点だったのだけど、そのことで自信を取り戻したね。「自分は勉強が向いていないんじゃないか」というコンプレックスから、完全に解き放たれる事が出来んだ。

 

――なるほど、よくわかったよ。

ところで… その調子で行けば、あれから一年経った今頃は、早稲田の下位学部なら余裕で受かるぐらいの実力を持っていても、おかしくはないと思うのだけれども。何故、今年のセンター試験の成績が、去年より下がっているんだい?

 

それなんだけどね・・・

 

 

~なぜ今年に至って成績が下がったのか~

 

 

やっぱり、試験が終わって監禁が解けてから、徐々に元の生活に戻ってしまったというか…。

監禁生活のお陰で、自分だってやればできると自信がついたことがかえって、気持を楽にしすぎたちゃったね。

なんだかもう大丈夫なんじゃないかって。

 

――それが理由で、今年も模試を受けなかったの?

 

模試なんか受けなくたって、絶対大丈夫だろうと思っていたかというと、それはないんだけどね……。やっぱり、なんとなく、受けなかったかな。

 

――ここまで来るともう、筋金入りだね……。俺もえらそうなことは言えないのは重々承知なんやけど、正直、君は、人間のクズと言われても仕方がないレベルにはあるかもしれないな。

 

~今後どうするのか~

 

――それで、もう本番まで一ヶ月もないんだけど、今年も結局早稲田しか受けないのかい?

 

なんやかんやで、早稲田に行きたいという意志は変わっていないね。それが一番報われるから。

今はサボりたくてもサボれない状況に身をおいてるし、受験までの残り期間、全力を出してがんばるということは間違いなく言えるかな。願書も出しちゃったし、今はそれしか無いよね。 他大を受けるかは別として、基本的には、早稲田にしか行きたくないんだよね。

 

――ありがとう。今回は六浪ノブのアンビバレントな心の持ちようについて、深く知ることが出来て嬉しかったよ。怠惰と意地という矛盾を抱えながら、それでも受験するしか無い、早稲田にこだわりたい、と考えているなら、とりあえず今回は悔いのないように頑張ればいいんじゃないかな。それからどうするかは、受験の後に考えればいいんだしね。

 

そうだね。今日はこれまで誰にも語らなかった事も話すことが出来て、僕も楽しかったです。

                                                                         (終わり)

 

この対談の読まれた感想は、きっと人によって様々なのだろうと思います。

しかし、今年度に限っていうならば、ノブはもう早稲田を受験するしか道がないのではないでしょうか。

どのような未来が待ち受けているにせよ、笑い飯としては、彼の悔いが少しでも残らないように願うばかりです。

よって、彼に適度なプレッシャーを与えるためにも、このブログは再開します。

ノブをよろしくお願いいたします。

 

ってことで企画!再開!します!!

 

辛気臭いのはもうおしまい!!

 

悩んでる暇なんてない!!

 

受験までのカウントダウン、華やかに盛り上げていきまっしょう!!!

 

だからさ・・・ 

んなの力をわけてくれぇぇ!!!!!!