~六浪~ "The destiny of ROKUROU"

必勝!合格!早稲田大学!

とある六年生の独白

 
初めまして。こんにちは。
私は、笑い飯の人科年生のSと言います。
 
今年も、受験本番まで一週間ほどに迫ってしまいましたね~。
突然ですが、今回はノブの挑戦を長い間見守ってきた自分が
彼について思うことや、彼の秘められた過去等(笑)、つらつらと書き並べて見ようと思います。
 
 
自分とノブはいわゆるマブダチで、実は小学生の頃からの付き合いなんです。早稲田受験を進めたのも実は私。お互い勝手知ったる身だからこそ、ノブが二浪目にして志望校を変更した際、大した驚きはなかったですね。
 
「あいつはそういうやつだ。そのうちなんとかなる。」って、深刻には受けとめていませんでした。
 
それでも、彼に早稲田受験を提案してより早5年。
受験を初めてもう7年!!
二浪目のころは身内で、「やべぇよ、やべぇよ」で笑って済ませてられたんですが、年を重ねるごとに、さすがに色々と厳しいものを感じるようになっつてきましたね。
 
正直、浪人を勧めた張本人として、言いづらいことなんすけど…
ここ数年のノブの受験には、惰性や不真面目さの様な物を感じるんすよ。
 
〈例〉  
 試験前日に早稲田一休で飲み明かす。(3浪時)
一日おきに受験したいという謎のポリシーに基づき
受験学部を決定する。(4浪時)
 
こうなってくると、彼はネタ作りの為に受験をしているのではないか、あるいは、私との約束を守る為だけに早稲田に挑み続けているのではないかという疑問を抱かざるを得ません。
 
  そのような背景もあり、マンネリ、ギャグ化してきた彼の受験意欲と人生に対する荒療治として、ノブとの熟議の結果発案されたのが昨年度の『五浪受験』企画です。
結果はご存知の通り。皆さんのご期待に添えず全敗でした。
 
  しかし、得られたものが何もないわけではないんですよ。
彼自身、自分の成績や合否をオフィシャルに発表されるプレッシャーの影響で、四浪時までには無い勉強の手応えを感じたそうです。また、これまで見られなかったような早稲田合格に対する熱意を、合否発Ustreamの後に語っており、私の記憶に鮮烈に焼き付いております。
 
  その熱いキモチにあふれたコトバに私はいたく感動しまして……、ノブが小平軟禁を解かれ、笑い飯と連絡を絶った後も、真剣に受験と向き合ってくれるものと信じました……。
そして約一年の連絡途絶後、「まじめに勉強はしている。」と言っていたノブの、その努力の結果が、先日のセンター試験結果です。(65.6% 前年比-4.6%)
 
   去年、彼は早稲田の合格最低点に迫る所まで実力をつけていました。そのことから、私と周囲の笑い飯員は、今年こそノブは確実に合格できるだろうと楽観ムードになっていたのです。
 つまり、「仮にノブ企画を今年も実施するならば、ヤラセで波乱万丈にしないとな~。」等と高を括っていた矢先に、あの成績につきつけられたということです。 
 その瞬間、私は絶句。お門違いな怒りやら悔しさやらが込み上げ、ノブに詰め寄ってしまいました。
 
  その怒りは、ノブに対する単純な不信感からだけではありません。既に申し上げた通り、そもそも私が持ちかけた早稲田受験と当企画です。当然、彼を良い結果へ導くことが目的になります。それらが、早稲田に彼が落ち続ける事で、逆に彼の人生を狂わせる元凶へと変化してしまうのではないかと私は想像し、恐怖しました。それが怒りへ変わったのです。
 ノブの性格を知り尽くしている私が、その優しさとプライドにつけ込み、彼を早稲田受験に縛り付けているのではないか……という自己疑念に耐え切れませんでした。
 
 
その結果、
「早稲田専願はやめて、他大学への進学も視野に入れてくれ。」
とうとう、ノブにそう言ってしまいました。
 
 今更なんと勝手な言い分かと、我ながらに思います。しかし、私と彼は共に平成元年の生まれ。二人の同級生には第二子の父になる者、社会人として各方面で活躍する者が当たり前。そんな状況を脇目に、彼が私の言葉に呪縛され、やる気も見込みも無い戦いを続けるのを黙ってみていることは出来なかったのです。
 
勉強が苦手ならもう受験以外の選択肢を選んでくれ。」
 
  このような言葉すら、私は彼に吐きつけました。正直、殴られても仕方ありませんね……。
しかし、それらに対するノブの返答は、
『でも勉強したから大丈夫。』
『早稲田の赤本なら合格点いったし。』
等々、やはり淡白なものでした。どう説得しても、早稲田以外はないと、淡々と述べるのです。
 
 最早、私は彼が早稲田受験に何を見ているのか、よくわかりません。
社会に羽ばたく同期の背中を見送りながら、自身の初受験時には小学生だった受験生相手に何を感じているのか、全く分かりません。
 
    それでも、結局私は彼がどうしても、受験を続けると言うのであれば応援をせざるを得ません。「六年やっても無駄なものは無駄」という意見が飛び交うのも頷けますし、浪人続行が彼にとって決して賢明な判断では無いことは、無責任ながらにも感じております。
 
  しかし、今年のセンター試験の成績と、ノブの「勉強したから大丈夫。」という言葉なら、それでも私は後者を信じたいのです。そして、彼とキャンパスで、温かい笑顔で再会したいのです。
 
  笑い飯らしからぬ、個人的てウェットな意見を企画ブログ上に晒してしまう事に戸惑いも感じております。今回の記事は私個人の一意見として見ていただけたら幸いです。加え、書くのにすごく時間を使ってなんか損した気分なので、よかったらアフィクリックをお願いします。そのクリックが明日のノブと仲間の~絆~に繋がります。それでは失礼します。↓