罰ゲーム「負け犬ごっこ」
どうも。三留のタクマです。
眠っていた罰ゲームシステムが、先日とうとう、稼働を開始してしまいました。
僕達の不甲斐なさのせいもあり、システム稼働後すぐに罰ゲームが行われることになりました。
二週間分の罰ゲームを同時に実施するということで、ガチャガチャマシーン(前回のエントリーをみてね)から2つの罰ゲームカプセルを引きました。
忌まわしきカプセルから出てきた内容はそれぞれ・・・
・負け犬ごっこ(一日食事がドッグフード縛り)
・下の毛を剃毛し交換。お守りとして肌身離さず所持する
でした。
今回は前者、負け犬ごっこの様子をレポートしたいと思います。
〈朝食編〉
最初の食事なので、何に挑むべきなのか迷いました。
近所のスーパーのペットショップ売り場をしばらく右往左往。
やはり基本から抑えて行くのがベストかと思い至り、
ペディグリーチャムの缶タイプを選択。
一人一缶。贅沢ですね。
あらかじめ解説しておきますと、自分は笑い飯の糞企画で、人が口に入れるべきではない物を食したことは幾度かあります。そこから学んだこととしては、ペットフードには大きく分けて、人間でもいけるものと、全くダメなタイプの二種類があるということです。
ではこのペディグリーチャムはどちらだったのかというと・・・
一口含んだ瞬間に動きが止まりました。
無理なやつでした。
以下、一口放り込んだ直後のインプレッション
五浪 ノブ
人のメシでは味わえないプリプリ・ネバネバ・ゴリゴリした食感の夢の競演にドン引き。一方、味は野菜の青臭さ・肉や魚の生臭さなど、素材本来の風味をフルに活かしつつ旨味の一切を殺していた。至福のひと時であるはずの食事を臭いメシで汚され、ひどく不快。
三留 タクマ
得体の知れないモノを口に含んでることに対する拒否感が半端ない。大阪の西成で正体不明の肉を食った時にも得た感覚だけど、その何倍も強烈。味はないけど食感がひたすら不快で、拒否感はそこからだと思う。煮込んだ魚の骨っぽいツブが入ってるんだけど原材料に魚とは書いてない。ということは牛か豚の骨なんだろうが…。いったいどの部位をどうやって処理してるのか知れたもんじゃない。
無・理☆
結局二人とも数口でギブアップ
五浪の眉間と広いデコ
<昼食の部>
朝食がアレだったので、とても腹がへった。三食あの調子だとさすがに何もできなくなってしまう。
というわけで趣向を変え、昼食はペット用品売り場にあるものを使い、できるだけクオリティの高い食事を目指すことにした。
再びスーパーにて材料を物色。
できるだけ食えそうなものを
持てる自炊スキルのすべてを投入し調理します
七年かけて無駄に揃えた調味料が役立つ時!〈編集者注:タクマの趣味は自炊〉
そして完成したのがこちら。
すごくよくとれてます。
まさかここまでうまくいってしまうとは。
留年生と浪人生が力を合わせれば、こんなこともできるんですね。
全体的に色が茶色ですが、どれもおいしそうです。
一品ずつ解説させていただきます。
三留作 タラの干物の塩焼き
1.ひたるくらいの水につけ、日本酒・塩で調味。しばらくつけておき、戻す。
2.焼く。
三留タクマ
人間用の干物と違って完全にカッチカチな状態で、戻すのも時間が足りなかった。 それ以外は問題なくおいしくできた。日本酒が欲しい。
五浪ノブ
かなりの歯ごたえがあるが旨味は十分。酒のアテにぜひ。
三留作 タラの干物の醤油煮
1.水につけ、戻す
2.醤油、みりん、砂糖、酒で煮る
三留タクマ
塩焼きと同様に固すぎる。戻す時間がもっとほしかった。でも甘めの味付けが良い感じ。やっぱり酒が欲しくなる。
五浪ノブ
居酒屋チェーンでも通用するレベル。むしろ毎回頼みたい。
五浪作 シカ肉のスープ
1.お湯につけ、戻す(が、戻らない)
2.日本酒、みりん、醤油を適量加え電子レンジで5分加熱(まだ戻らない)
3.仕上げに黒胡椒と山椒を適量加え完成。(結局、戻らない)
三留 タクマ
汁はめっちゃ美味しい。旨味がよく溶け出し、スパイスが臭みを消している。肉そのものは、噛んでも噛んでも薄味なのが難点。
五浪 ノブ
汁はいい味出していたが、鹿肉が硬くて臭かった。(ちなみにこの鹿汁のせいなのか、バイト中に身体からケモノの臭いがした)
五浪作 犬用パンの蜂蜜がけ
1.フライパンにバターを引き、焦げ目がつくまで焼く
2.皿に盛りつけ、蜂蜜と砂糖をかける
三留 タクマ
ちょっと信じられないくらいに美味い。調理前にあった変な後味が完全に消えてる。焼くことで皮の部分が少し固くなり、サクッっとしながらパサパサせずちょうどいい食感。スタバで買ってきたって言われても信じます。
五浪 ノブ
美味い!どこか懐かしい味がします。来客用のお茶菓子として重宝することうけあいです。
いやあどれもおいしかった!
元がイヌの餌とは思えない、充実した食事だった。
ちなみに犬用ボーロだけはそのままでめっちゃ美味かったです。
五浪曰く「人生のベストボーロはこれ」とか。
〈夕食の部>
夜はノブがバイト、僕も用事があったため、別々に食事をとることになりました。
それぞれの様子を報告いたします。
三留 タクマ
用事が済んだ後、皆で飲み会に行くことに。
しかし僕が食べていいのは犬の餌。
ビールと犬の餌
ここでのチョイスは鶏肉缶×2とシーザー蒸しささみ。
朝食においては牛・豚肉を使っていながら異様に安いものを選んだら、あんなひどいことになってしまった。
ならば元から安い鶏肉でそれなりに値段が張るものを選べばそうひどいことにはならないのでは…という読み。
実際この予想は正解でした。
味は全くないし見た目はグロいけど、問題なく食べられる!
ビールには合わない
完食。
ただ、「やったこれアタリだ!普通に食える!」とか言いながら犬の餌食ってたら、一般人の皆様から奇異の目で見られてしまった。まあ、しかたないね。
五浪 ノブ
バイト前に夕飯を済ませることにしました。腹が減っては戦は出来ません。
さて、晩のメニューには犬用缶詰“シーザー”を選択しました。
絹ささみ味
マグロとささみ味
ビーフ味
の3缶です。
字面だけみると、豪盛な食事に思えますが・・・
ささみとマグロ味および、絹ささみ味のみ完食成功・・・
ささみとマグロは美味しくはなかったですが、マズくもなかったです。
しかし、ビーフが凄まじかった。ペディグリークラスの生臭さに嘔吐寸前でした。
ドッグフードにおけるビーフは、人間の味覚に対しては地雷となるようです。
<最後に笑い飯より>
長くなりましたが、ここまでお読み下さりありがとうございます。
今回二人にはなかなか厳しい罰ゲームを受けてもらったつもりですが、
上の文章を読む限り、二人はそんなに堪えていないように思われるかもしれません。
ただ実際には、一日人の食を離れただけでも、人間の世界そのものから自分達が疎外されてしまったかのように、二人とも妙に焦っていました。
特に、三留タクマが夕食の際に見せた異様なテンションは、無理に自分を鼓舞しているようで痛々しいものがありました。
二人には、社会から大脱線した自分たちの立ち位置を、より直感的に悟ってもらえたかもしれません。ぜひ今後に生かしてもらいたいものです。
今後の更新予定としては、
・罰ゲーム「剃毛」
・先々週・先週の定期更新
・ノブの特訓について
の3つをなんとかアップしていきたいです。
遅くとも来週中には全部アップできるようにがんばります~。
〈おまけ〉
残ったドッグフードはスタッフがおいしくいただきました。